血管のしなやかさ
について
それを支える血管は、健康でいるためのみまもりシステムであり人間の健康の源ともいえるものです。
血管がしなやかな状態とは
血管は、図のように内膜→中膜→外膜と3つの膜により構成されています。
この膜が血流や血圧の大きな変化に柔軟に対応する力があることがしなやかな状態です。
しなやかさが保たれていれば、血液の流れも良く全身の隅々まで血液が循環します。
血管がしなやかでない状態とは
しなやかな状態では血液を流れやすくしたり、大きな血圧変化がないように血管を広げたり、
柔らかさを変化させたりしています。
しなやかさを失う要因はたくさんありますが、よく言われているのが「酸化ストレス」です。
この酸化ストレスはどうやって起こるのでしょう。
活性酸素と酸化ストレス
からだは糖を酸素で燃やし、生きるエネルギーを作り出しています。
そのプロセスでできるのが活性酸素です。
活性酸素は、免疫反応で殺菌に使われたり、生体情報を伝えたりする大事な物質ですが
生活習慣病などでバランスが崩れると、活性酸素が蓄積し酸化ストレスとなります。
そして、DNA損傷、酵素不活性、タンパク質変質などを引き起こし、
老化の促進、がんの発症、動脈硬化の進展などにつながっていきます。
身体への影響
では、血管がしなやかでない状態は身体にどのような影響があるのでしょうか?
以下の図をご覧ください。
血管のしなやかさが失われると、さまざまなことが起こることがおわかりいただけると思います。
しなやかさを
改善するには
血管がしなやかさを失うことには、酸化ストレスが関係しており、
さまざまな疾患の要因になるということがわかりました。
では、どうやってしなやかさを改善していけば良いのでしょうか?
血管の平滑筋は、血流やそれに含まれる様々な血管作用物質、血圧の変動に
応じて血管のしなやかさの調整を行っています。
適度な運動や一時的な酸素不足の状態で積極的に血管作用物質をとらせたり、
バランスの取れた食事で酸化ストレスを抑制したり、
社会活動で脳での大きなエネルギー消費を継続させたりすることが、
血管を刺激しそのしなやかさを維持・改善する働きかけになります。
是非日々の生活にとりいれることをお勧めします。
また、酸化ストレス低減効果があり虚血性疾患の治療でも有効であるとされ、
医療機関でも使われ始めた水素吸引法もおすすめです。
あるいは、短い時間の四肢の加圧で、血管の酸素不足を起こさせ血管作用物質を作らせるRIC
(遠隔虚血コンディショニング)なども生活に取り入れて見てはいかがでしょうか?
特許技術で
効果を確かめる
「血管を診る」を実現
血管のしなやかさを確認する何らかの指標が大事となってきますが、
日常的に確認できるものが今まではありませんでした。
LaViewは名古屋大学と共同で、非定常プレシスモグラフ法(特許第6651087号)を
開発し活用することで、家庭で「血管を診る」ことを実現させました。
この技術では一般の自動血圧計と同様、血圧、心拍数を計測できるだけでなく、
血管容量の計測をすることができ、血管の圧力―容量関係から血管の弾性情報を得たり、
血液の流れの変化に応じた刺激でおこる血管拡張反応の情報を得たりすることができます。
これらの情報を組み合わせ、自動血圧計と同じ使用手順で血管の健康状態を診ることができるようになります。
まさに身近に「血管を診る」器械を実現できる技術です。
Laviewの想い
血管の健康を保つには酸化ストレス状態を抑えるよう、規則正しい中に、
人との関わりや娯楽、休養などの刺激のある生活リズム、バランスのとれた食事、適度な運動が大事です。
これに加え、「血管を診る」ことで健康バランスを保ち、ヘルシーエイジングを実践しましょう。
血管のしなやかさが、新たな健康チェックの指標として
みなさまの健康管理の一翼を担えますことを願っております。
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